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時代を生き抜く為の視座
世界中の全ての人は平均的に6人の知り合いを介せばつながるらしい。そして、メディアは今後自己増殖的にプログラムを構築していく動的ネットワークの時代に突入するという。
世界は漸次矮小化し、時代は今まで以上にメディアへと傾倒していくだろう。

明らかなことだが、時代は明らかに建築から離れようとしている。
建築を愛せば愛す程にその切実な事実を突きつけられる。
メディアやコンサルタントといった辺りがトレンドの業界だろうし、そんなソフト偏重の流れが今後変わるともあまり思えない。
大規模建築は大手設計事務所へ、個人住宅はアトリエへといった流れは建築家をアーティストに近しいものへと向かわせている。

自らを鑑みて、40になった時に都市や建築に携わるものとして何かしらの影響力を持たんとする為には定量的な世界観には甘んじつつも、定性的な世界からは脱却する必要があるだろう。

院試の面接の時に「将来は設計するの?」と聞かれて「あるいはディベロッパーです。」と幼い僕が答えて教授陣に鼻で笑われたが、その感覚は依然として根強く僕の中にある。

僕はそれを「何をデザインというかはわからない」と呼んでいたが、馬場さんはそれを「デザインの領域を再定義する」と明快に呼んでいた。

都市に夢を描いていた時代はもはや歴史上の話しだし、これから東京に関わろうとするには「都市をどう使うか」という観点こそが大事だろう。それは既成の感覚では建築設計の外にある事、つまりメディアやPMに対する嗅覚を大事にすべきではないかと思う。
それは最終的に形を作りたいとしてもである。
 
「どんなものを作るか」に関してクリエイティブであろうとすると同時に「どのように作るか」「作ったものが何になるか」という点に関しても同様にクリエイティブでありたいと僕は最近、ずっと思っている。

デザインの領域を再定義した結果、それを広げた視点から考える必要性を感じる一方でこれは「分業」から否定されるわけだが、広げられた領域が実現可能にさせるのが動的ネットワークの真骨頂である。個人がマスメディアともなり得る手段を手に入れているのが今の時代であり、それをうまくマネジメントする事で広がった領域を会社のように運用できるのではないかと感じられる。

今の世界、依然としてメディアは加速度的な進歩を続けている。
今後40年間で計算機の速度は100万倍になる。
つまり、僕らが40になる頃には今の1000倍早いCPUが使われていて、60になる頃には100万倍早いCPUが使われているといった話だ。
何だかこういった話は実感のないところに実感を求めろと言われている様で、ともすると胡散臭く聞こえがちだが、今の世の中を成り立たせているのはこの加速度的なメディアであるという事だ。

建築廃棄物を環境負荷0でしかも安価で再利用できるような破壊的イノベーションが起こらない限り、あるいは関東大震災が東京を直撃しない限り東京では建築は確実にリノベーションの時代に入っていくだろうし、それを前提として時に都市に対しての提案というのはもはや形をどうつくるかではなくなってくる。

一方で馬場さんの都市への関わり方に一抹の不安が無いわけでもない。
建築家の職能を広げて考える事が都市に積極的に関わる上で必要だと感じる一方で、ウェブ的に都市に関わる事の何が都市の美しさを担保するのかという不安がある。

ある人が東京の都市を見ると複雑なデータベースが生で動いているように見える。といった。このウェブ的な都市がそのまま魅力であるという捉え方もできるが、一方で建築に携わるもの常に「かっこよさ」「美しさ」を追求しなければならない。

僕が今、追おうとしている都市に対する関わり方のスタンスは極限に同時代的でカッコいいと勝手に思っている。しかし、「予測できない時代の都市を計画する」スタンスはまだはなはだ疑問だ。
コンサルベースでトップダウン式にベンチャー企業のように都市に介入して行く方法はありな気がするが、フットワーク命のベンチャーと建築は融合しうるだろうか。
後は、動的ネットワークから生まれる無数の値の最大値を常に突いていくという方法か。

その他に疑問な点としては「デザインの領域を再定義する」という目論見を持った場合にそれを実現する為にはどうすればいいのかを考えると言う事である。
Open Aに就職しても馬場さんみたいな立ち位置には立てないよな…。やはり最初はメディアかコンサルから出発になってしまうのだろうか。
by machine1984 | 2007-06-29 01:10 | 妄想
肉をかいつまむ視座
いきなりの怠惰で中々日記を更新していませんでしたが、最近の出来事などを適当に。
これといった事はなかったけど。

TOEFLの勉強が余りに重い為に、最近、色々な方向に手が伸びすぎていてどれも消化不良と言った感じだったが、下痢を起こしたかのように流れ出ていき、それも段々回復してきた。
ただ、本気で点数が足りなくなるのではという危惧に苛まれている。4年ぶりの英語は胃を蝕んでくれる。

10日くらい前に、芸大の大井さん宅で開催された肉とビールの祭典に招かれて行ってみた。
何だか、有名人的なあんな人やこんな人がいたりしたが、建築を志すもの五感は常に研ぎ澄まさなければならないようだ。
味音痴等とのたまった瞬間から冷たい視線の標的となってしまう。
勘で購入したベルギービールが神谷さんに受けてしまったのが災いしてか、次回の料理バトルの料理人に指名されてしまった。。。
お題は清涼そうめん。研究しなければ。
竹割りからスタートかしらと思う今日この頃。

その後のゼミでは野城氏に完全にこの消化不良ぶりを見透かされてしまった。

2ヶ月ほど設計課題もやらずに色々と迷走していたが、再び同じような興味に戻ってきた。
こういう時は往々にして最初に戻るわけなんだけど、結局、PM、FMあるいはメディアと建築設計の領域を横断するような事だ。
既存の範疇ではAMOと新興のOpen Aがまさにといった感じなのだけど、彼らの視座を僕はとても共感を持って見ている。ただそれだけ・・・・・・・・。
by machine1984 | 2007-06-28 01:10 | 日常
排泄物をみる思い
今週末、JIAコンクールに敗れ、卒計関連の全ての行事が終了した。

家の車庫に梱包した模型を、屋根裏部屋にプレゼンボードをしまい、模型の前で夜な夜な線香をたき、両手をあわせて成仏を願った。

JIAでは14選までは残って、10選には残れなくて、微かに見えた竹山賞は肩透かしだった。 永久に続いた屋根問題はさすがに今更設計しなおす気力もなく、解消される事のないまま、多くの方々から「屋根以外はすばらしい」という何とも皮肉な言葉を頂戴した。

でもタイトルだけは結構色んな人が知っていてくれて、少し嬉しかった。

たったの2日の展示だったけど、西出研のたおちゃん、芸大の内田君、千歳ちゃんを始め、坂本研の萌ちゃんや宮下君、金賞の子や、慧の友人の四元君など、随分と交流が広がった。 折角、広がったそれも明らかに面白い人たちとの交流の輪を大事に出来ればと思う。

しかし、東京で10番にも入れないと考えると建築学科の世界は狭いようで中々広いものだ。 結局、辰野賞をもらって学内講評で一位通過した以降は全敗だった。
でも先勝したお陰で卒計関連の様々な行事に参加する事ができて、自分を相対化する環境を与えてもらった事には感謝しなければならない。

それは本当に幸運な事であったが、同時に絶望にも似た危機感を感じた。
東大外の人で出てくる人はやはり圧倒的に手の力がある。
造形力もあるし、絵もプレゼンももちろん上手い。
正直これは如何ともしがたい程の差がある。

そういった中で社会的に価値のある自分にしか出来ない事がどうしたらできるか。 その辺は戦略的に考えていこう。
やりたい事をやる事も大事だけど、自分にしか出来ない事というのもまた同時に存在するはず。

と何だか、卒計の感情をまとめつつ、何か新たなモードに入ってきたが、また明日から勝負が始まる。 僕はまだ将来については暗中模索ながらも、新鮮な気持ちで、新しい靴を履いて少しずつペースを上げていこう。



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by machine1984 | 2007-06-04 01:41 | 建築
どうぞよろしく
心機一転を図る為に人生初の日記を開設することにしました。

何かmixi日記は文章を書きづらいので。

忘備録的にできる限り歯に衣着せず書きたいので、気に障りそうな人は見ないで下さい。

とりあえず週一くらいのペースで書くのを目標に。

しかし、僕の性格上一瞬で閉鎖されるかもしれません。。。。
by machine1984 | 2007-06-04 00:26



渡辺典文 / Norifumi Watanabe The University of Tokyo Graduate School of Engineer Architectural Department Master Course
by machine1984
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